魅力を感じる顔ってどんな顔?
前回のコラムでは「第一印象が人に与える影響は絶大」とお伝えしましたね。では、他人に魅力を感じさせる顔とは具体的にどんな顔でしょう。
左右対称
キレイに見える大事なファクターの一つ目は「左右対象」です。
左右のバランスがとれた形は、相手から好感をもたれると言われています。左右対称の物は非対称の物より単純で、あまり苦労せずに認識することができるため、これに安心感や美しさを感じます。また、人間やそのほかの動物もそもそもの形態は左右対称ですので、左右対称が崩れているということは何かの問題がそこに生じているという可能性を示唆することになるようです。
動物界を例に挙げると、ツバメのメスはオスの外見(特に尾羽の形)にこだわるそうです。人間が細工をして一羽のオスの尾羽の片方を長くしたところ、左右対称の尾羽のオスのほうが圧倒的な人気を得る事実がわかっています。
平均顔
人の顔をたくさん集めて重ねて平均顔をつくると、もとの一つ一つの顔よりも人に好まれやすい顔になり、魅力的になると言われています。「平均」という言葉通り、凸凹をならして「平」にし、「均」整のとれた形にする。不規則な所を除去するとキレイになります。顔筋コーディネイトを続けることで、顔筋の凸凹段差の影をなくすことは平均顔に近づける目的があります。
理想的な顔の比率
理想的な比率は、額の中心から両頬の筋肉の一番高い位置に線を引いたときに、1:1:1の正三角形になることです。年齢と共にこの三角形が二等辺三角形になってくると、それは頬の位置が下がっていることを意味します。どの年齢であっても無表情のときでも、この形が常に正三角形の状態であれば若々しい顔に見られます。
魅力的な顔を保つために
このような魅力的な顔から徐々に疲れ顔や怒り顔になってしまう原因としては、筋肉の衰えやコリによる血行不良、表情の癖による強い筋肉のコリやハリなどが挙げられます。表情癖の例を挙げると、片方の歯だけで噛む、顎に力を入れて考える、凝視する癖や習慣など、更には長時間のパソコン業務や背骨の歪みまでも関係してきます。
このような癖や習慣が長期間続いてしまうと、自分でも知らない間に徐々に表情が凝り固まり、久しぶりに会った友人から「最近疲れてる?」などと聞かれてしまうかもしれません。日頃から自分の顔に興味を持ち、体だけでなくお顔のケアも日常に取り入れる習慣を持ち、「いつ見ても若々しいね!」と言われる自分を目指しましょう。